活動の内容について
NPOの目標とするもの
あなたは「レシピエント」と「ドナー」という言葉をこれまで見聞きしたことはありませんか?
「レシピエント」とは「臓器不全により臓器の提供を受ける患者」のことであり、
臓器移植手術を受ければ劇的に回復できる患者を指します。
一方、「ドナー」とは「臓器提供者」のことであり、レシピエントはドナーからの臓器提供がなければ
移植手術をうけることはできません。
「内閣府による令和3年の移植医療に関する世論調査」によると、「臓器移植に関心がある」と
回答した人が65.5%もいるにもかかわらず実際に臓器提供をしている人はわずかに10.2%と
一割に過ぎないことが分かっています。
この世論調査で明らかなように、日本国内全体の3分の2に当たる国民が「臓器移植に関心あり」と
回答していますが、これは世界の先進国と比べてもむしろ高いくらいの関心率です。
この中に、かなりの数の「潜在ドナー」が存在していると推察されます。
もしも脳死状態に陥った時にはドナーになってもいいよとたった一人の人が意思表示してくださったら
最大でなんと!11人もの重病患者の方々が救われます。
移植が可能な臓器は、心臓・肺・肝臓・腎臓・膵臓・小腸・眼球だと言われています。
このうち肺と腎臓それに眼球は二つありますし、肝臓は一つですが、右葉と左葉に分割できます。
それらを足すと…
(理論上は)11人のレシピエントの方々に臓器が行き渡ることになります。
「ドナーになってもいいよ」と意思表示してくださる方がたった9人増えるだけで9×11で最大99人もの
方々の命が助かります。
又、視点を変えてみると、現在当事者である方は言うに及ばず、
今やいつ自分が当事者になるかわからないそんな時代に私たちは生きています。
言い換えればいつ自分がレシピエントになってドナーからの臓器提供を渇望するようになるかわからない、
そんな時代に生きているとも言えます。
<どうすればドナーになれるの?>
ドナーになるのはとても簡単です。
マイナンバーカードの表(おもて)面をご覧ください。
下部に「臓器提供意思」という欄があります。
そこのあなたご自身の意思を表示していただければ「脳死ドナー」登録は完了です。
もちろん、従来通りの意思表示の方法(運転免許証や健康保険証の裏面への記入)でも構いません。
一人でも多くの方々が意思表示してくださることを心より願っております。